金融業務能力検定は、1975(昭和50)年に「実務初級」「預金中級」「融資中級」の3種目で始まり、現在は33種目にまで拡大しています。この間の金融機関の業容拡大に懸命に対応してきた結果です。しかしながら、金融業務の多様化・深化はとどまるところを知りません。今後ともこれらに対応し続けていくために、金融業務能力検定を2018年度に改定、再構築することとしました。

今回の改定のねらいは、次の3つに集約することができます。

(1) 検定試験ラインナップの体系化

金融業務能力検定に4つのレベル・等級を採用し(コンプライアンス・オフィサー、個人情報保護オフィサー、マイナンバー保護オフィサーについては、従来どおり等級表示をしません)、試験名称も統一感をもたせるような体系に整理します(「金融業務能力検定改定の概要(PDF形式/134KB)」参照)。金融業務能力検定の新体系は、今後、新たに開発していく検定試験にも適用することで、各金融機関の研修プログラムに導入しやすいラインナップを目指します。

(2) レベル感・出題形式の明確化

レベルIV、III、IIの試験について、試験問題・出題形式・問題数・合格基準の統一化を図り、レベルに応じて難易度や合格率を一定程度の範囲にそろえます。これにより、出題の質の維持を徹底させ、受験者にとって学習のしやすい試験を追求します。

(3) CBT方式の採用

CBT(Computer-Based Testing)とは、コンピュータを使用して実施する試験のことで、当会が株式会社CBT-SolutionsのCBT試験システムを利用して実施するものです。CBTでは、受験日時・テストセンター(受験会場)を受験者自らが指定することにより、受験機会の柔軟性確保・大幅な増大が可能となります。試験問題についても、より科学的な分析に基づいた出題が可能となり、(2)と相俟って、試験レベルの一層の安定化を目指します。また、団体とりまとめ担当者に対しても、使い勝手の良い機能の提供に努め、業務の洗練化を図ります。

 

こうした見直しに伴い、受験手数料体系につきましても、改定をさせていただきたいと存じます。

改定の趣旨、ねらい、内容等に関しましてご理解いただき、今後とも本検定につきましてなお一層のご活用を賜れば幸いに存じます。