第389回 ニューバンキングセミナー
金融機関の内部監査&リスク管理セミナー

参加のおすすめ

 毎年恒例の本セミナーですが、今年は、平成22年8月27日、金融庁から「平成22検査事務年度検査基本方針」と「平成22事務年度中小・地域金融機関向け監督方針」が公表されております。検査基本方針では、「ベター・レギュレーション」(金融規制の質的向上)を恒久的な運営指針として位置づけ、引き続き、「(1)重要なリスクに焦点をあてた検証」「(2)問題の本質的な改善につながる深度ある原因分析・解明」「(3)問題点の指摘と適切な取組みの評価、静的・動的な実態の検証」「(4)指摘や評定根拠の明示、改善を検討すべき事項の明確化」「(5)検証結果に対する真の理解(「納得感」)」といった、「検査マニュアル前文五原則」を基本的な取組姿勢に謳った(アクションプランII)の実践強化が標榜されております。
 「検査重点事項」としては、(1)「経営管理態勢の整備(戦略目標の合理性・持続可能性への十分な分析と検討、戦略目標と各種リスク管理方針との整合性、強固なガバナンスの整備・機能発揮、内部監査の有効性の品質確保)」、(2)「金融円滑化の一層の推進(中小企業・個人( 住宅ローン)等に対する金融仲介機能の発揮、中小企業に対する経営相談・経営指導及び経営改善に関する支援の確保)」、(3)「リスク管理態勢の整備(統合的リスク管理態勢・信用リスク管理態勢・金融グループ全体としてのリスク管理態勢・保険会社におけるリスク管理態勢・システムリスク管理態勢の整備・検証)」、(4)「顧客保護・利用者利便の向上(顧客等に関する情報管理の徹底・適正かつ安全な金融取引の確保、相談・苦情等への適切な対応・顧客に対する適切な説明等)」が挙げられております。
 金融機関経営においては、経営を取り巻く内外の経済・金融環境が大きく変化する中、その環境変化を的確に把握しつつ、金融機関全体を貫く経営管理(ガバナンス)態勢の確立と適切・円滑な金融仲介機能の発揮を目指し、本事務年度の検査・監督方針に対応した実効性のある内部監査・検査・強固で包括的なリスク管理態勢の整備・確立が、強く求められていると申せましょう。
 そこで、本セミナーでは、最新の内部監査・検査・コンプライアンス・リスク管理のあり方と実際の対応策を捉えるべく、各界から講師をお招きいたします。“金融危機後”の金融機関における内部監査・リスク管理の高度化に向けた課題、当局検査・監督動向と内部監査態勢の高度化策に加え、各金融業態からは、新たな金融規制動向と統合リスク管理の高度化態勢構築策と相まっての内部監査上の留意点、高度化が求められつつある内部監査・検査態勢の実際(考え方と方法)につき報告いただきます。さらに今回、今後のリスク管理・監査の観点からも重要となる「米国・欧州の金融規制改革動向と金融機関経営への影響、それに対応した監督・検査体制の展開方向とリスク管理戦略」、また、直近、特に対応が求められている「金融円滑化法をめぐる当局検査動向と監査上の留意点」につき、それぞれの分野に詳しい専門家から解説していただくなど、多角的なセミナー構成となっております。
 また、一日目の夕刻に、ご参加の皆様の相互交流・情報交換の場も設定いたしました。
 ご聴講の皆様には、必ずや新しい経営環境に適応した監査・検査・コンプライアンス・リスク管理態勢等の構築に向けた有益な指針を提供できるものと確信いたしております。ぜひ、本セミナーへのご参加のご検討をお願い申し上げます。

カリキュラム

2010年11月24日(水)

9:30~
開場

9:55~
オリエンテーション

10:00~11:30
金融危機後のリスク管理&内部監査の高度化への課題

FFA&FFR+ 代表
日本銀行 金融機構局 金融高度化センター 企画役
公認内部監査人(CIA)、内部統制評価指導士(CCSA)、公認金融監査人(CFSA)
碓井 茂樹 氏

※FFAは「金融監査実務」研究会(Forum of Financial services Auditing practice)の略称。 FFR+は「金融工学とリスクマネジメント高度化」研究会(Forum of Financial technology and Risk management)の略称。

11:30~12:30
昼食

12:30~14:15
当局検査・監督の最新動向と内部監査態勢高度化の課題

―平成22検査事務年度検査基本方針・金融検査指摘事項・評定事例を踏まえた内部監査上の対応策―

新日本有限責任監査法人 金融アドバイザリーサービス部 シニアパートナー
公認会計士・公認不正検査士
牧野 明弘 氏

14:30~15:30
金融円滑化法をめぐる当局検査動向と監査上の留意点

―運用上の課題と対応策の実際―

新日本有限責任監査法人 金融アドバイザリーサービス部 エグゼクティブ・ディレクター
橋本 久雄 氏

15:45~17:20
新たな金融規制動向と統合リスク管理高度化の実際

みずほ第一フィナンシャルテクノロジー株式会社 代表取締役社長
池森 俊文 氏

17:30~18;30
レセプション(情報交換会)

2010年11月25日(木)

9:30~
開場

10:00~11:45
米国・欧州の金融規制改革動向と金融機関経営への影響

―監督・検査体制の展開方向とリスク管理戦略―

有限責任監査法人トーマツ 金融インダストリーグループ パートナー
大山 剛 氏

11:45~12:45
昼食

12:45~14:15
碧海信用金庫の内部監査の考え方と方法

碧海信用金庫 理事監査部長
児玉 朗 氏

14:30~16:15
伊予銀行の内部監査の考え方と方法

伊予銀行 監査部 審議役
富山 宏 氏

※セミナーの講演タイトル、講師は都合により変更されることがあります。予めご了承のほどお願い申し上げます。

講師紹介(講演順)

碓井 茂樹(うすい しげき)氏
1983年京都大学経済学部卒業、日本銀行入行。94年7月考査局副調査役、95年5月福岡支店営業課長、99年1月考査局考査課調査役、2002年11月考査局金融課調査役、05年7月金融機構局金融データ管理担当企画役、06年10月金融機構局金融高度化センター企画役に就任、現在に至る。実地考査、オフサイトモニタリングを担当した後、金融高度化センターでは、各種リスク管理、内部監査の高度化に係る実務の調査研究、金融機関の支援・サポート業務に従事。金融監査実務、リスクマネジメント高度化に関する研究会を主宰。著書に『リスク計量化入門―VaRの理解と検証』(共著、10年5月金融財政事情研究会刊)。
牧野 明弘(まきの あきひろ)氏
早稲田大学法学部卒業。1990年10月太田昭和監査法人(現新日本有限責任監査法人)入所。98年6月金融監督庁(現金融庁)発足時に初の民間登用の一人として入庁。同年8月より、「金融検査マニュアル検討会」にて委員を務め、「金融検査マニュアル」の作成に関与。その後、銀行、生命保険会社等の検査に数多く従事。2000年9月に現職に復帰後、コンプライアンス態勢・リスク管理態勢・内部監査態勢の構築支援等を数多く手掛けている。金融財政事情研究会、全国地方銀行協会等において、金融機関経営者向けトップマネジメントセミナー講師等を多数担当。主な著書に、『Q&A金融検査マニュアル改訂のポイント』、『金融機関の内部統制・改訂版』、『統合リスク管理』(いずれも共著、金融財政事情研究会刊)、通信教育講座『保険検査マニュアル実践講座〈損害保険コース〉』(共同監修・共同執筆、損害保険事業総合研究所刊)等がある。
橋本 久雄(はしもと ひさお)氏
1970年大蔵省四国財務局、77年銀行局、94年関東財務局理財部検査審査課長、98年金融監督庁検査部上席金融証券検査官、99年検査部検査総括課課長補佐(人事担当)、2001年金融庁検査局統括検査官(地銀・第二地銀担当)、03年同(主要行担当)、05年検査局統括検査官兼検査副監理官(主要行担当)、06年同(地銀・第二地銀担当)、08年総務企画局政策課金融サービス利用者相談室長を経て、09年7月新日本有限責任監査法人入所、現在に至る。
池森 俊文(いけもり としふみ)氏
1977年東京大学理学部卒業、日本興業銀行入行。経理部、広島支店を経て84年計量システム開発室(計量的手法による産業調査、企業調査等を担当)、87年金融商品開発部(オプション等の派生商品開発を担当)、90年フィナンシャルエンジニアリング部(新商品に関する手法、リスク管理に関する手法の開発を担当:派生商品評価、ALM、VaR、信用リスク計量手法等)。98年興銀フィナンシャルテクノロジー取締役金融工学第一部長(リスク管理技術の開発、技術営業を担当)、99年日本興業銀行統合リスク管理部副部長、2000年みずほホールディングス統合リスク管理部参事役(グループ管理体制の構築を担当)、02年みずほ第一フィナンシャルテクノロジー取締役、03年同常務取締役(技術開発担当)、07年代表取締役社長に就任、現在に至る。
大山 剛(おおやま つよし)氏
一橋大学経済学部卒業。米国ジョージ・ワシントン大学金融学修士。日本銀行入行。国際通貨基金エコノミスト(94~97年)。その後日本銀行に戻り、調査統計局、金融機構局参事役等を経て現職。日本銀行金融機構局では、不良債権問題の処理に関するプロジェクトを率いたほか、バーゼル委員会傘下の数多くのグループにおける日本銀行代表メンバーとして、グローバルな議論をリードする。この他、経済資本運営、バーゼルIIのIRB(内部格付手法)、AMA(先進的計測手法)の第一人者として、海外・国内で開催される数多くのリスク管理関連コンファレンスでスピーカーや議長役を務める。金融機関におけるリスク管理の議論を国際的にリードする非営利団体であるGARP(Global Association of Risk Professionals)の日本地区理事。著書に、『グローバル金融危機後のリスク管理』(09年3月金融財政事情研究会刊)、Wiley社より「POST-CRISIS RISK MANAGEMENT ―Bracing for the Next Perfect Storm」と題した英語版も出版。
児玉 朗(こだま あきら )氏
1978年東京大学教養部卒業、日本銀行入行。調査統計局、国際局、外務省出向(在中国日本大使館)、考査局、香港事務所等を経て、2008年7月碧海信用金庫入庫。経営支援部担当部長、同部長を経て、09年6月理事監査部長に就任、現在に至る。
富山 宏(とみやま ひろし)氏
1978年伊予銀行入行。81年国際部、91年香港駐在員事務所、92年伊予銀行香港現地法人、94年今治支店、97年市場管理室長、2001年高岡支店長、04年検査部(内部監査室)課長、08年監査部次長、09年監査部審議役に就任、現在に至る。

期日

2010年11月24日(水)・25日(木) の2日間

会場

金融財政事情研究会本社ビル2階
東京都新宿区南元町19
地図はこちらをご覧ください。

参加要領

定員

70名
お申込み多数の場合は、受付順に締め切らせていただく場合がありますことをご了承願います。

聴講料58,800円(テキスト代、2日間の昼食代、レセプション費用を含む)(うち消費税2,800円)
申込先(社)金融財政事情研究会 6階
事務局「ニューバンキングセミナー」 係

〒160-8519 東京都新宿区南元町19
TEL 03-3358-1161(直通)
FAX申込みの場合は、03-3359-7947
申込方法
  1. 申込書をダウンロード・印刷し、所定の事項を記載のうえ、上記宛ファクスまたは郵送でお申し込みください。
  2. 申込書到着後、請求書と聴講証をお送りいたします。開催3日前までに届かない場合にはご連絡願います。なお、期日切迫してからのお申込みの場合には、聴講証は会場にてお渡しいたします。聴講料のお振込みは、請求書到着後開催日までにお願いいたします。
  3. セミナー開催日3日前までにご連絡なく欠席された場合、聴講料の請求をさせていただきます。聴講料の払戻しはいたしませんので予めご了承願います。
  4. 領収証ご入用の場合は、振込み受領書(コピー可)をお送り願います。
お願い
  • テキスト、資料等は当日会場でお渡しいたします。
  • レコーダーなどの記録機器の持込みはご遠慮ください。
  • 聴講料の払戻しはいたしません。
  • 参加される方がご都合の悪い場合は、代理の方のご出席をご考慮願います。
第389回ニューバンキングセミナーのパンフレット(PDF)をこちらからダウンロードできます。

主催

(社)金融財政事情研究会

企画のお問合せ先

(社)金融財政事情研究会
セミナー企画担当
〒 160-8519 東京都新宿区南元町19
TEL 03-3358-0018