参加のおすすめ

 「平成28事務年度金融行政方針」において、地域金融機関の事業性評価に基づく融資や本業支援等の取組みにより、取引先企業の生産性と企業価値の向上が期待されるとともに、その取組みが金融機関自らの持続性・安定性にもつながるという考え(共通価値の創造)が示されています。  
 こうした中、当会では昨年9月に引き続き第2回スクールを開催し、事業性評価に不可欠な取引先企業を知ろうとする「ハート(意思)」と、分析する「スキル(手法)」の両方を、数多くのケースワークならびにケースタディによる実践的な演習を通じて体系的に習得いただきます。
 また、本スクール後に行われる修了試験に合格された方を、当会より「事業性評価人」として認定いたします。

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本スクールの特色

〈地域経済活性化の視点から事業性評価のできる人材の育成〉
「金融行政方針」等をふまえ、取引先企業の事業内容や成長可能性等の適切な評価(事業性評価)にとどまらず、自らの経営基盤である地域経済・産業の成長・発展への寄与についての視点をもつ担当者を養成します。

〈実践的なプログラム〉
外部・内部環境分析等各種手法の活用による取引先企業の実態把握・成長戦略策定に加え、モニタリング指標(KPI)、PDCAサイクルに基づく戦略目標の進捗管理態勢の確立までを学びます。項目ごとのケースワークならびにケーススタディによる実践的なグループ演習により、各種手法の具体的案件への適用に際しての留意事項を学びます。

〈地域金融機関の事業性評価に精通した講師陣〉
地域金融機関の事業性評価態勢整備、コンサルティング営業強化態勢整備ならびに実行支援・研修指導などを多数実施している株式会社アットストリームの経験豊富なコンサルタントを講師として、より実践的な講義を実施します。

スクールカリキュラム

平成29年6月5日(月)

  9:20~ 9:30
開講 オリエンテーション
  9:30~16:30

〔地域金融機関が取引先企業の事業性を評価するにあたって〕
取引先企業の実態把握の必要性
事業性評価に基づく融資や助言におけるポイント
中堅・中小企業の悩み

〔事業性評価実施のステップ〕
事業性評価の流れと全体像

〔取引先企業を見直す〕-内部環境分析-
取引先の事業・顧客の特徴・商流の実態を調べる(事業構造分析)
取引先の財務状況を理解し、経営課題を想定する(P/L分析)

〔取引先企業を取り巻く経営環境について知る〕-外部環境分析-
取引先の業界マーケット、主要企業動向を把握し、取引先の強み・弱みを想定する(市場構造分析)
取引先と競合他社を比較し取引先の強み・弱み、競合他社の強みを把握する(競合他社分析)

【ケースワーク】

平成29年6月6日(火)

  9:30~16:30

〔現状を整理し、将来の方向性について検討する〕
-企業の取組み課題の方向性の検討-
経営管理資料・計画資料の信頼性度合いを確認する(組織管理体制確認)
内部環境分析と外部環境分析を整理する(4C分析)
企業の強み/弱みを整理しながら将来の方向性を検討する(SWOT分析)

〔取引先企業の経営計画について検証する〕
外部環境分析、成長戦略検証の着眼点を理解する
売上計画検証の着眼点を理解する(売上計画分析)
費用計画・原価低減計画検証の着眼点を理解する(費用計画分析)
設備投資計画検証の着眼点を理解する(設備投資計画分析)

【ケースワーク】

〔取引先企業の戦略・経営課題の整理〕-戦略マップの作成-
取引先の成長可能性をさぐる(収益構造展開・成長マトリクス)

平成29年6月7日(水)

  9:30~16:30

中期計画を見据えた戦略・経営課題の構造的な整理を行う(戦略マップの作成)
戦略マップを活用して取引先とのリレーション強化、ソリューションを検討する
【ケースワーク】

〔成長戦略実現のための取組み〕-モニタリングのポイント-
効果的なモニタリング指標(KPI)を見極める

〔戦略マップの活用〕
ヒヤリングポイントや重点課題の考え方

 〔事業性評価への取組事例〕
金融機関における取組紹介、好事例紹介
取組みを通してみえる課題

平成29年6月8日(木)

  9:30~16:30

〔ケーススタディによるグループ演習〕
【Step1】
既存の情報から取引先企業の現状を整理する
必要情報の特定と企業分析シートの作成

【Step2】
今後の外部環境変化を想定した取引先企業の経営課題の方向性を考える
現状分析を踏まえた将来の方向性の整理と企業分析シートの作成

【Step3】
取引先企業の中期計画を実現するための戦略マップとソリューション提案の作成
【発表準備】

平成29年6月9日(金)

  9:30~16:30

【グループ発表】

 

【講  評】

 

〔修了テスト〕(120分)

  16:30~

 終講式

※講師、講義内容、時間等は変更になる場合があります。
※昼食休憩は12:30~13:30を予定しています。
※初日講義終了後、情報交換会(1時間程度)を予定しておりますので、ぜひご参加ください。
※【ケースワーク】では「地方小売業」「飲食業」など多くの事例を使用します。
※〔ケーススタディによるグループ演習〕では、TierⅡ製造業を想定した事例を使用します。

講師プロフィール

大工舎宏(だいくや ひろし)氏 《㈱アットストリーム 代表取締役》

アーサーアンダーセン ビジネスコンサルティング(現プライスウォーターハウスクーパースコンサルタント)を経て、2001年に㈱アットストリームを共同設立。現在、同社代表取締役。専門は、事業戦略・事業構造改革ならびに各種経営管理制度の企画・推進、など。金融機関向けの事業性評価並びにコンサルティング営業強化の支援、法人営業向けの教育研修などを多数実施。公認会計士。

佐藤史子(さとう ふみこ)氏 《㈱アットストリーム マネジャー》

トーマツコンサルティング(現デロイトトーマツコンサルティング)、ベネッセコーポレーションを経て、㈱アットストリームに参画。専門は、企業の実態把握やコンサルティング営業のための教育研修の企画・推進。金融機関向けに具体的な企業を対象にした事業性評価手法の指導などを行う。その他事業戦略の立案、事業構造改革計画の立案および実行、業務プロセス改革の企画立案・実行支援など。

株式会社アットストリーム(@Stream Corporation)の会社概要

新たなスタイルのコンサルティングを実践すべく、アーサーアンダーセン ビジネスコンサルティングの責任者およびマネジャーを中心に2001年7月に設立。「最もクライアントに信頼されるブティックコンサルティングファーム」を目指す。国内企業を中心に戦略・経営管理~人材育成・組織強化まで幅広いサービスを展開している。また、金融機関に対する、事業性評価の取組みの企画・実行支援、法人営業におけるコンサルティング営業強化の企画・実行支援、取引先企業の課題やニーズの把握・分析による提案営業強化研修・指導などを多数実施している。

参加要領

対象

・地域金融機関本部の総合企画、経営企画、営業企画、営業推進、法人、
 融資、審査、取引先支援、地方創生等事業性評価に関連する各部門の方。
・営業店中核店舗の支店長、管理職の方。

定員 24名(定員になり次第、締切りといたします。)
期日 平成29年6月5日(月) ~ 6月9日(金)
会場 きんざいセミナーハウス
東京都新宿区荒木町2-3
地図はこちらをご覧ください。
受講料 162,000円(※テキスト、消費税込み)
※通信講座「取引先支援のための事業性評価実践コース」を受講されている方は、152,700円(税込み)
申込先 一般社団法人 金融財政事情研究会 研修センター ・スクール事務局
〒160-8519 東京都新宿区南元町 19
TEL:03-3358-0054(直通)
FAX:03-3358-1971
申込方法
  1. 申込用紙をダウンロード・印刷し、所定の事項を記載のうえ、上記宛ファクスまたは郵便でお申し込みください。
  2. 申込書到着後、請求書をお送りします。開催3日前までに届かない場合にはご連絡ください。
  3. 領収書がご入用の場合は別途ご連絡ください。
  4. 養成スクールと認定試験とに分けた請求書をご希望の場合は、申込書にその旨お書き添えください。
お願い
  1. カリキュラムの構成上、期間途中の受講者の交代は認められませんので、ご了承ください。
  2. ICレコーダーなどの記録機器の持込みはご遠慮ください。
  3. 資料等は事前準備に必要な資料以外は原則として当日会場でお渡しします。参加者以外の方にはお頒けいたしません。
  4. 受講料の払戻しはいたしません。お申込みをキャンセルされる場合は、キャンセル締切日(平成29年5月24日)までに上記お申込先へご連絡ください。上記締切日以降のキャンセルはお受けできませんので、スクールへの出欠およびその理由の如何を問わず、受講料をお振込み願います。
  5. 駐車場の用意がありませんので、車でのご来場はご遠慮ください。

申込書はこちらからダウンロードできます。

アドビリーダーについてはこちらをお読みください。

企画のお問合せ先

一般社団法人 金融財政事情研究会 研修センター
セミナー・スクール事務局
〒160-8519 東京都新宿区南元町 19
TEL:03-3358-0054(直通) FAX:03-3358-1971