参加のおすすめ

 金融行政方針では、地域金融機関の持続可能なビジネスモデルの構築にむけて、地域金融機関が「事業性評価」に基づく融資などの付加価値の高いサービスを提供することにより、安定した顧客基盤と収益を確保すること(「共通価値の創造」)が一層重要になると示されています。 本スクールは、地域金融機関における取引先企業の事業性評価に定評のあるアットストリーム社の専門家を講師として、取引先企業の付加価値向上のために取り組むべき経営課題を整理した「戦略マップ」の作成を中心に、取引先企業の

・実態を把握する手法
・将来の成長可能性を予測する手法
・成長可能性を実現するために取り組むべき経営課題を想定する手法
・経営目標の進捗を管理する手法
・事業性評価すべき企業の選定方法

について、多くのケーススタディを通じて体系的に学ぶことで、取引先企業の今後の事業戦略について対話・議論することのできる人材育成を目的としています。

また、本スクール最終日に行われる修了テストに合格された方を「事業性評価人」として認定します。

 

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本スクールの特色

〈取引先企業の今後の事業戦略を、取引先企業と一体となって議論することのできる人材の育成〉
 取引先企業の事業内容や成長可能性等の適切な評価(事業性評価)にとどまらず、自らの経営基盤である地域経済・産業の成長・発展への寄与についての視点から、取引先企業の今後の事業戦略を企業と一体となって議論することのできる人材を養成することを目的としています。

〈実践的なプログラム〉
 外部・内部環境分析等各種手法の活用による取引先企業の実態把握・成長戦略策定に加え、モニタリング指標(KPI)、PDCA サイクルに基づく戦略目標の進捗管理態勢の確立までを学びます。また、項目ごとのケースワークならびにケーススタディによる実践的なグループ演習により、各種手法の具体的案件への適用に際しての留意事項を学びます。

〈地域金融機関の事業性評価に精通した講師陣〉
 地域金融機関の事業性評価態勢整備、コンサルティング営業強化態勢整備ならびに実行支援・研修指導などを多数実施している株式会社アットストリームの経験豊富な専門家を講師として、より実践的な講義を実施します。

スクールカリキュラム

平成30年6月19日(火)

  9:20~ 9:30
開講 オリエンテーション
  9:30~17:00

〔事業性評価を成功に導くために〕
金融機関における取組事例
事業性評価は、まず取引先企業の実態把握から
目的は、取引先の経営課題の可視化とリレーションの深化による経営課題の共有

〔取引先企業を見直す〕-内部環境分析-
取引先の事業・顧客の特徴、商流を理解する(事業構造分析)
取引先の財務状況とあわせて、経営課題を想定する(財務分析

〔取引先企業を取り巻く経営環境について知る〕-外部環境分析-
取引先の業界マーケット、主要企業動向を把握し、取引先の強み・弱みを想定する(市場構造分析)
取引先と同業他社を比較し取引先の強み・弱み、競合他社の強みを確認する(競合他社分析)

【ケースワーク】
〔現状を整理し、将来の方向性について検討する〕-企業の取組み課題の方向性の検討-
内部環境分析と外部環境分析を整理する(4C分析)
企業の強み・弱みを整理しながら将来の方向性を検討する(SWOT分析)

  17:00~ 18:00
情報交換会

平成30年6月20日(水)

  9:30~16:30

〔取引先の経営計画について検証する〕
外部環境分析
売上計画分析
費用計画分析

〔収益の増大に関する目標と事業の効率性向上に関する目標を設定する〕
(収益構造展開)
製品別、市場別の売上構造の理解とアンゾフの成長マトリクス
利益率の改善余地を探る
収益構造の分析を取引先とのコミュニケーションに活用する

〔取引先の経営戦略課題の見える化と取引先とのコミュニケーション〕
(戦略マップの作成)
ビジョン・組織目標の確認・設定
戦略・経営課題の整理・構造化
戦略・経営課題間の因果関係を確認・整理
戦略マップを活用した取引先とのリレーション強化とソリューション提案

平成30年6月21日(木)

  9:30~16:30

〔ソリューション提案〕

〔モニタリングと企業選定〕
経営課題の効果的なモニタリングの考え方
指標(KPI)によるPDCAサイクルの定着化

〔ケーススタディによるグループ演習〕
【STEP1】既存の情報から取引先企業の現状を整理する
必要情報の特定と企業分析シートの作成
【STEP2】今後の外部環境変化を想定した取引先企業の経営課題の方向性を考える
現状分析を踏まえた将来の方向性の整理と企業分析シートの作成
【STEP3】取引企業の中期計画を実現するための戦略マップとソリューション提案の作成
【発表準備】

平成30年6月22日(金)

  9:30~16:30

〔修了テスト〕(120 分) 9:30 ~ 11:30

【グループ発表】

【講 評】

〔事業性評価への取組事例〕
金融機関における取組事例紹介
自行の事業性評価の取組み状況の整理と共有

  16:30~

 終講式

※ 講師・講義内容は変更になる場合があります。
※ スクール初日(6月19 日)の講義終了後、講師を交えての情報交換会(1時間程度)を予定しております。
※【ケースワーク】では「地方小売業」「飲食業」など多くの事例を使用します。
※〔ケーススタディによるグループ演習〕では、Tier Ⅱ製造業を想定した事例を使用します。

講師プロフィール

大工舎宏(だいくや ひろし)氏 《㈱アットストリーム 代表取締役》

アーサーアンダーセン ビジネスコンサルティング(現プライスウォーターハウスクーパースコンサルタント)を経て、2001年に㈱アットストリームを共同設立。現在、同社代表取締役。専門は、事業戦略・事業構造改革ならびに各種経営管理制度の企画・推進、など。金融機関向けの事業性評価並びにコンサルティング営業強化の支援、法人営業向けの教育研修などを多数実施。公認会計士。

佐藤史子(さとう ふみこ)氏 《㈱アットストリーム マネジャー》

トーマツコンサルティング(現デロイトトーマツコンサルティング)、ベネッセコーポレーションを経て、㈱アットストリームに参画。専門は、企業の実態把握やコンサルティング営業のための教育研修の企画・推進。金融機関向けに具体的な企業を対象にした事業性評価手法の指導などを行う。その他事業戦略の立案、事業構造改革計画の立案および実行、業務プロセス改革の企画立案・実行支援など。

株式会社アットストリーム(@Stream Corporation)の会社概要

新たなスタイルのコンサルティングを実践すべく、アーサーアンダーセン ビジネスコンサルティングの責任者およびマネジャーを中心に2001年7月に設立。「最もクライアントに信頼されるブティックコンサルティングファーム」を目指す。国内企業を中心に戦略・経営管理~人材育成・組織強化まで幅広いサービスを展開している。また、金融機関に対する、事業性評価の取組みの企画・実行支援、法人営業におけるコンサルティング営業強化の企画・実行支援、取引先企業の課題やニーズの把握・分析による提案営業強化研修・指導などを多数実施している。

参加要領

対象

・地域金融機関本部の総合企画、経営企画、営業企画、営業推進、法人、 融資、審査、取引先支援、地方創生等、事業性評価に関連する各部門の方。
・営業店中核店舗の支店長、管理職の方。

定員 24名(定員になり次第、締切りといたします。)
期日 平成30年6月19日(火) ~ 6月22日(金)
会場 きんざいセミナーハウス
東京都新宿区荒木町2-3
地図はこちらをご覧ください。
受講料 129,600円(※テキスト、消費税込)
※通信講座「取引先支援のための事業性評価実践コース」を受講されている方は、120,300円(税込)
申込先 (企画・運営)株式会社きんざい 研修センター スクール事務局
〒160-8520 東京都新宿区南元町 19
TEL:03-3358-0054(直通) FAX:03-3358-1971
申込方法
  1. 申込用紙をダウンロード・印刷し、所定の事項を記載のうえ、上記宛FAXまたは郵送でお申し込みください。
  2. 申込書到着後、請求書、受講証をお送りします。開催3日前までに届かない場合にはご連絡ください。
  3. 領収書がご入用の場合は別途ご連絡ください。
お願い
  1. カリキュラムの構成上、期間途中の受講者の交代は認められませんので、ご了承ください。
  2. ICレコーダーなどの記録機器の持込みはご遠慮ください。
  3. 資料等は事前準備に必要な資料以外は原則として当日会場でお渡しします。参加者以外の方にはお頒けいたしません。
  4. 受講料の払戻しはいたしません。お申込みをキャンセルされる場合は、キャンセル締切日(平成30年6月5日)までに上記お申込先へご連絡ください。上記締切日以降のキャンセルはお受けできませんので、スクールへの出欠およびその理由の如何を問わず、受講料をお振込み願います。
  5. 駐車場の用意がありませんので、車でのご来場はご遠慮ください。

申込書はこちらからダウンロードできます。
アドビリーダーについてはこちらをお読みください。

企画のお問合せ先

(企画・運営)株式会社きんざい 研修センター スクール事務局
〒160-8520 東京都新宿区南元町 19
TEL:03-3358-0054(直通) FAX:03-3358-1971