開催延期のお知らせ

平素は格別のご高配を賜り誠にありがとうございます。

さて、当会では新型コロナウィルスの感染が拡大している状況を踏まえ、ご出席者の皆様の安全を第一に考え、3月2日に開催が予定されていました標記セミナーの開催を延期とさせていただきます。

代替の開催日程につきましては、状況を見つつ、あらためてご連絡申し上げます。すでに参加料をお支払いくださった方には、ご連絡の上、いったん返金させていただきます。

大変ご迷惑をおかけ致しますが、ご理解のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

債権管理フォーラム特別セミナー
主催:一般社団法人金融財政事情研究会

セミナーのご案内

 2019年12月18日、金融庁が『金融検査マニュアル』を廃止したことに伴い、債務者区分や償却・引当等に係る検査項目を定めた同マニュアルの「別表」も効力を失いました。一方、同庁は、同日に「検査マニュアル廃止後の融資に関する検査・監督の考え方と進め方(ディスカッションペーパー)」を公表し、検査マニュアル廃止後の自己査定や償却・引当等について目指すべき方向性が示されました。
 今後、金融機関は、自らが定める判断基準で貸出先の状況を元に回収可能性を判断し、将来見込まれる信用損失を見積もらなければなりません。そのためには、金融機関が自らの経営戦略や融資方針等を見つめ直すことはもちろん、それぞれが根ざす地域社会や産業事情に一層精通し、取引先とのより踏み込んだ対話が求められます。過去の実績データや定量・定性情報だけでなく、足元の信用情報や状況によっては将来予測を償却・引当へ反映することが必要となり、さらには、自らが策定した判断基準を、監督当局や監査法人の担当者、株主等のステークホルダーへ開示し説明することが求められます。 貸出先のどのような状況に着目し、どのような情報を把握・蓄積し、どのような内部管理態勢を設ける必要があるのか――その整備・運用も含めて、まさに各金融機関の姿勢や目指すべき方向性が問われているといえるでしょう。
 そこで弊会主催「債権管理フォーラム」の特別会として開催する本セミナーでは、監査実務に精通した先生方に、金融機関の態勢構築・見直しに向けてのご示唆をいただきます。  

 いよいよ始まる「ポスト『金融検査マニュアル』時代」。新たな時代にふさわしい自己査定と償却・引当の準備をスムーズに進めるために、この機会をぜひご活用ください。

 

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セミナーのポイント

  1.  理論・実務の両面に精通した講師陣
     今回のご講演には、この分野において理論・実務の両面に豊富な知見と経験を有する講師陣にご登壇いただきます。
     講師陣は、過去に金融庁へ在籍し「金融検査マニュアル」の策定や実際の銀行監督に従事した経験と、大手監査法人で幅広い銀行等金融機関の法定監査・金融IFRS推進に従事している経験を有しており、新たに公表された「金融検査マニュアル廃止後の融資に関する検査・監督の考え方と進め方(ディスカッションペーパー)」について縦横に読み解いていきます。
  2. 自己査定、償却・引当のあるべき姿に向けた徹底検証・解説
     いただいたご質問を講演内容に盛り込み、金融機関が新しい時代に向けて自己査定、償却・引当の準備をスムーズに進めるための取組みを全力で支援します。  
     下記ご質問用紙をご利用いただき、ぜひ事前にみなさまのご意見・ご質問などをお寄せください。

開催概要

  • 日時
    3月2日(月) 14:00~17:00
  • 会場
    金融財政事情研究会 本社ビル2階会議室
  • 参加料
    お1人当たり11,000円(消費税込み)
  • 定員
    80名(先着順)
    *弊会主催「債権管理フォーラム」の会員のみなさまには、別途特別のご案内をしております。ご確認賜りますれば幸いです。
  • 主な対象
    金融機関の融資審査、債権管理・回収、自己査定、内部監査そのほかご担当の方、この分野にご関心のある方

*大変恐れ入りますが、本セミナーへのご参加は金融機関職員の方々に限らせていただきます。

◆講師のご紹介◆

  1. 深田 建太郎(ふかだ けんたろう)
    有限責任監査法人トーマツ
    監査・保証事業本部 金融事業部パートナー 公認会計士
     金融監督庁(現金融庁)発足時より2年間、専門検査官として金融検査マニュアルの作成や金融検査に従事。同庁退職後は、全国の銀行監査およびM&Aデューデリジェンス業務に従事。金融事業ユニットリーダーとして金融機関向けサービス全体を統括
  2. 坂田 響(さかた きょう)
    有限責任監査法人トーマツ
    監査・保証事業本部 金融事業部パートナー 米国公認会計士
     銀行を中心に、リース、クレジット等を含む金融機関の監査および金融IFRS推進チームリーダーとして金融アドバイザリー業務(IFRS導入支援コンサルティング、IFRS(金融商品)に係るシステム要件定義の支援、信用リスク管理に関するアドバイザリー業務)に従事。
  3. 藪原 康雅(やぶはら やすまさ)
    有限責任監査法人トーマツ
    監査・保証事業本部 金融事業部シニアマネジャー 公認会計士
     2013年から3年間、金融庁監督局でシステム上重要な金融機関(SIFIs)向け国際金融規制の国内導入や、IFRS適用を想定した銀行監督上の論点検討等に従事。同庁退職後は大手・地域金融機関の監査のほか、IFRS導入支援コンサルティング、金融規制対応アドバイザリー、セミナー講師等を担当。

お申込み方法/ご参加に当たってのお願い

  1. 申込用紙に必要事項を記載の上をFAX、郵便、電子メール等でお送りください。なお、電子メールによるお申し込みは、①申込書をスキャンしてお送りいただく方法でも、②申込書所定の必要事項をメール本文に直接記入していただく方法でも、いずれでも承ります。
  2. 申込書到着後、ご請求書をお送りいたします。お申し込みから10日を経過しても到着しない場合には、恐れ入りますが下記お問い合わせ先までご連絡ください。
  3. 参加料は、請求書記載の支払期限までにお支払いください。なお、領収書が必要な場合には、お手数ですが別途ご連絡をお願いいたします。
  4. セミナーでは受講証は発行いたしません。当日は、お名刺をご持参ください。
  5. 講演の録音・録画、講演内容のインターネットへの配信等はご遠慮ください。
  6. 会場には近隣に駐車場はございません。公共交通機関をご利用ください。
  7. 本セミナーでは、より踏み込んだ実務対応の検討に重点を置くため、今般の金融検査マニュアル廃止に至る経緯などの前提情報については、一定のご理解があることを前提にご講演をいただきます。あらかじめご容赦ください。

お申し込み・お問い合わせ

一般社団法人金融財政事情研究会
金融法務編集部 債権管理フォーラム事務局
〒160-8519 東京都新宿区南元町19
TEL: 03-3355-1758/FAX: 03-3355-3763
E-mail: minsho@kinzai.or.jp

 

 会場のご案内

■金融財政事情研究会 本社ビル2階会議室
〒160-8519 東京都新宿区南元町19