主催:一般社団法人金融財政事情研究会

セミナーのご案内

 2020年初に発生した新型コロナウイルス感染症。残念なことに1年半あまりが経過した現在においても、その収束を見通すことはできません。
 このコロナ禍を受けて窮境に陥った事業者を支援するため、政府・民間金融機関が連携した各種の緊急融資や保証制度、中小企業再生支援協議会の「特例リスケジュール」をはじめ様々な支援策が講じられました。これらの支援策により、事業継続を果たした事業者も少なくなかったと考えられます。一方で、コロナ禍の影響が長引き集客が望めなくなった事業、思ったように収益改善が図れなかった事業については、将来的には新たな支援策が求められるケースもあるでしょう。金融機関が窮境にある事業者の支援に当たり、あるいは自己査定や償却・引当てを検討する際にも、コロナ禍前とは異なる思考を求められることがあるかもしれません。
 さらに、本年8月には企業会計基準委員会から金融商品会計基準のコンバージェンスに係る開発方針が示され、銀行等金融機関の貸倒引当金に係る会計処理にも今後影響が生じるものと推察されます。
 本セミナーでは、2020年10月のオンラインセミナーでご講演をいただいた有限責任監査法人トーマツのみなさまに再度ご登壇いただき、この未曾有の事態に当たって自己査定、償却・引当てにはどのように当たるべきか、その対処の指針をお示しいただきます。

 

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セミナーのポイント

  1. 理論・実務の両面に精通した講師陣
     今回のご講演には、2020年10月20日に開催し、多くのみなさまにご参加いただいた「新時代の「自己査定」「償却・引当」の在り方」の第2弾になります。
     講師陣は、過去に金融庁へ在籍し『金融検査マニュアル』の策定や実際の銀行監督に従事した経験と、大手監査法人で幅広い銀行等金融機関の法定監査・金融IFRS推進に従事している経験を有しており、さらに金融機関の監査の現場にも携わるなど、この前例のない問題に全力で対峙しています。
  2. 自己査定、償却・引当てのあるべき姿に向けた徹底検証・解説
     いただいたご質問を講演内容に盛り込み、金融機関が新型コロナウイルス感染症という新しい問題と闘うための取組みを全力で応援します。  

上記のご質問用紙をご利用いただき、ぜひ事前にみなさまのご意見・ご質問などをお寄せください(ご質問は電子メールでも承ります。詳しくはご質問用紙をご覧ください)。

主なアジェンダ

  1. コロナ禍の融資・審査の留意点(総論)
    (1)金融機関融資の現状
    (2)政府、当局の資金繰り支援策を巡る動向
    (3)経営支援・事業再生支援のポイント
      -条件変更、DES、DDS等のポイント
    (4)コロナ禍での与信管理の留意点
      -自己査定に係る留意点の総論説明
  2. コロナ禍の融資・審査の留意点(各論)
    (1)コロナ禍の影響を踏まえた当年度の自己査定に係る留意点
    (2)コロナ禍対応引当に係る考察
      -会計上の見積りに係る考え方
      -2021年3月期決算の事例紹介
  3. 会計基準のコンバージェンスに係る情報提供

開催概要

  • 日時
    2021年11月8日(月) 14:00~17:00
    *講演時間は、進行により前後することがあります。あらかじめご了承ください。
  • 開催概要
    ビデオ会議アプリ「Zoom」を活用したオンラインセミナー
  • 参加料
    お1人当たり11,000円(消費税込み)
  • 定員
    80名(先着順)
    *弊会主催「債権管理フォーラム」の会員のみなさまには、別途特別のご案内をしております。ご確認賜りますれば幸いです。
  • 主な対象
    金融機関の融資審査、債権管理・回収、自己査定、内部監査そのほかご担当の方、この分野にご関心のある方

講師のご紹介

深田 建太郎(ふかだ けんたろう)
有限責任監査法人トーマツ
監査・保証事業本部 金融事業部パートナー 公認会計士
 金融監督庁(現金融庁)発足時より2年間、専門検査官として金融検査マニュアルの作成や金融検査に従事。同庁退職後は、全国の銀行監査及びM&Aデューデリジェンス業務に従事。金融事業ユニットリーダーとして金融機関向けサービス全体を統括。

 

坂田 響(さかた きょう)
有限責任監査法人トーマツ
監査・保証事業本部 金融事業部パートナー 米国公認会計士
 銀行を中心に、リース、クレジット等を含む金融機関の監査及び金融事業部アシュアランス推進担当として金融アドバイザリー業務(IFRS導入支援コンサルティング、IFRS(金融商品)に係るシステム要件定義の支援、信用リスク管理に関するアドバイザリー業務)に従事。

 

藪原 康雅(やぶはら やすまさ)
有限責任監査法人トーマツ
監査・保証事業本部 金融事業部シニアマネジャー 公認会計士
 2013年から3年間、金融庁監督局でシステム上重要な金融機関(SIFIs)向け国際金融規制の国内導入や、IFRS適用を想定した銀行監督上の論点検討等に従事。同庁退職後は大手・地域金融機関の監査のほか、IFRS導入支援コンサルティング、金融規制対応アドバイザリー、セミナー講師等を担当。

 

吉村 拓人(よしむら ひろと)
有限責任監査法人トーマツ
監査・保証事業本部 金融事業部シニアマネジャー 公認会計士
 大手金融機関及び地域金融機関の日本基準及びIFRS財務諸表の会計監査に従事するほか、国内金融機関に対するIFRS導入支援業務、資産査定管理態勢支援業務、貸倒引当金見直しに関するアドバイザリー業務等に従事。

 

お申込み方法

  1. 上記の申込用紙に必要事項を記載のうえ、電子メール、FAX、郵便等でお送りください。なお、電子メールによるお申し込みは、①申込書所定の必要事項をメール本文に直接記入していただく方法でも、②申込書をご記入のうえスキャンして添付ファイル等でお送りいただく方法でも、いずれでも承ります
  2. ご登録いただいた電子メールアドレスにオンラインセミナーにご参加いただくためのURL、ID・パスワードをお送りいたしますので、電子メールアドレスは必ず受講予定者ご自身が現に利用可能なものをご記入ください。申込書確認後、事務局から電子メールを配信いたします。お手元に到着しない場合には、迷惑メールなどに振り分けられていないかどうかをご確認ください。未着の場合には、恐れ入りますが下記お問い合わせ先までご連絡ください。
  3. ご請求書は、お申込書到着後に別途郵便にてお送りいたします。お申し込みいただいてから2週間程度を経過してもご請求書がお手元に到着しない場合には、恐れ入りますが下記お問い合わせ先までご連絡ください。
  4. 参加料は、請求書記載の支払期限までにお支払いください。なお、領収書が必要な場合には、お手数ですが別途ご連絡をお願いいたします。
  5. 恐れ入りますが、反社会的勢力に属する方、弊会と同業又は業務が競合する方など、弊会がふさわしくないと判断した方々からのお申し込みはお断りする場合がございます。また、セミナー開催中にそのことが発覚した場合には途中であってもご退場いただく場合がございます。あらかじめご了承ください。

ご参加に当たってのお願い

  1. 本セミナーは、ビデオ会議アプリ「Zoom」のウェビナー機能を利用して開催するオンラインセミナーです。オンデマンドではなく1回限りの配信です。
  2. お申し込み受付後、ご登録いただいた電子メールアドレスにご参加いただくためのURL、ID・パスワードをお送りいたします。お送りしたURL、ID・パスワードを第三者に転送したり開示したりすることは固くお断りいたします。
  3. 本セミナーは、PCのほか、スマートフォンやタブレット端末等でも視聴可能ですが、動画を視聴するための通信料はお客様のご負担となります。通信環境が悪い場合には、接続が不安定になったり、視聴ができなくなったりすることがあります。あらかじめご利用方法の解説ページなどをご覧いただき、動作環境をご確認ください。大変恐れ入りますが、お客様の環境等により視聴ができなかった場合であっても、返金はいたしかねます。あらかじめご了承ください。
  4. 本セミナーの録音・録画、講演内容や講演資料の転載・転用やインターネットへのアップロード等は固くお断りいたします。

お申し込み・お問い合わせ先

一般社団法人金融財政事情研究会
債権管理フォーラム事務局(担当:柴田・大住)
TEL:03-3355-1758 
E-mail:minsho@kinzai.or.jp
[お申し込みは電子メールでも承ります。]