事業性融資推進法が2026年5月に施行されます。同法で創設された企業価値担保権は、有形資産に乏しいスタートアップや、事業再生が必要な事業者等の資金調達を円滑化することが期待されています。事業会社の実態把握からソリューション提案までを理解したうえで、企業価値担保権の活用を選択肢にいれることができます。
本試験では、企業価値担保権の基本的な理解と顧客への提案、コンサルティングの際に必要な知識の習得度を検証します。

2026年3月31日をもって休止する「金融業務3級 事業性評価コース」を受験される方は、事業性融資推進法(企業価値担保権)を含む事業性融資全般を試験範囲とした新種目「金融業務3級 事業性融資推進コース」(2026年2月配信開始予定)のご活用をご検討ください。なお、「金融業務3級 事業性評価コース」の受験予約は、2026年4月1日以降への日程変更もしくは「金融業務3級 事業性融資推進コース」を含む他種目へ振り替えることはできません。

試験の概要

受験日 通年実施(2026年1月試験予約開始予定、2026年2月配信開始予定)。
試験の対象者 渉外や融資担当など事業性融資に関わるすべての金融機関行職員
※受験資格は特にありません
試験の範囲
  1. 企業価値担保権を理解する
  2. 企業価値を理解する
  3. 実務的に理解する
試験時間 100分 ※試験開始前に操作方法等の案内があります
出題形式

四答択一式50問

合格基準 100点満点で60点以上
受験手数料(税込)

5,500円

法令基準日 問題文に特に指示のない限り、2026年5月25日現在施行の法令等に基づくものとします。
合格発表 試験終了後、その場で合否に係るスコアレポートが手交されます。合格者は、試験日の翌日以降、「企業価値担保権アドバイザー」の認定証をマイページからPDF形式で出力できます。
認定名称(名刺等への記載例)
  • 一般社団法人金融財政事情研究会認定 企業価値担保権アドバイザー
  • 金融財政事情研究会認定 企業価値担保権アドバイザー
持込み品 携帯電話、筆記用具、計算機、参考書、六法等を含め、自席(パソコンブース)への私物の持込みは認められていません。テストセンターに設置されている鍵付きのロッカー等に保管していただきます。メモ用紙・筆記用具はテストセンターで貸し出されます。計算問題については、試験画面上に表示される電卓を利用することができます。

対応教材

試験問題集 金融業務3級 事業性融資推進コース試験問題集(2025年12月刊行予定)

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