近年の技術革新の中でも特に注目されている生成AIは、金融現場の幅広い業務に応用可能であり、一層の業務効率化、リスク管理の高度化、顧客本位の業務運営への適用等が期待されています。しかしながら、生成AIの適切な理解と管理が欠けた場合には、誤情報生成や著作権の侵害、機密情報漏洩、さらには金融犯罪への悪用など、重大な課題を引き起こす可能性が指摘されています。
金融機関の業務において生成AIを安全かつ効果的に活用するためには、その仕組みやリスクを正しく理解するとともに、実務に応用できるスキルの習得が必要です。本検定試験を通じて、金融機関における生成AIに係る知識・実務対応力を検証します。

試験の概要

受験日 通年実施(2026年1月試験予約開始予定、2026年2月配信開始予定)。
試験の対象者 生成AIのリテラシー向上を図る金融機関の全職員
※受験資格は特にありません
試験の範囲
  1. 生成AIの基本
  2. 生成AIを理解するⅠ(生成AI特有のリスク、金融機関における生成AIガバナンス等)
  3. 生成AIを理解するⅡ(各種法令、金融関連のAI規制動向等)
  4. 生成AIを活用する
試験時間 60分 ※試験開始前に操作方法等の案内があります。
出題形式

三答択一式40問

合格基準 100点満点で70点以上
受験手数料(税込)

4,400円

法令基準日 問題文に特に指示のない限り、2026年4月1日現在施行の法令等に基づくものとします。
合格発表 試験終了後、その場で合否に係るスコアレポートが手交されます。合格者は、試験日の翌日以降、「金融生成AIベーシック」の認定証をマイページからPDF形式で出力できます。
認定名称(名刺等への記載例)
  • 一般社団法人金融財政事情研究会認定 金融生成AIベーシック
  • 金融財政事情研究会認定 金融生成AIベーシック
持込み品 携帯電話、筆記用具、計算機、参考書、六法等を含め、自席(パソコンブース)への私物の持込みは認められていません。テストセンターに設置されている鍵付きのロッカー等に保管していただきます。メモ用紙・筆記用具はテストセンターで貸し出されます。計算問題については、試験画面上に表示される電卓を利用することができます。

対応教材

試験問題集 金融生成AIベーシック試験問題集(2025年12月刊行予定)