金融業務能力検定は、1975(昭和50)年に始まり、現在は37種目にまで拡大しています。この間の金融機関の業容拡大に懸命に対応してきた結果です。2020年度は、さらなる受験機会の拡大や受験の利便性向上を図るため、2020年8月3日(月)より、下記3点のリニューアルを実施することとなりました。

(1) IBT試験の配信開始

インターネットを経由して受験するIBT試験の配信を2020年8月3日(月)より開始します。IBT試験は、ペーパーテストやCBT試験のように受験会場で試験を受けるものではなく、パソコンやスマートフォン、タブレット等からいつでもどこでも受験(学習)することができます。8月3日から配信予定の種目は、「AML/CFTトレーニング」です。CBT試験「AML/CFTスタンダードコース」等の合格者のフォローアップ学習等(申込みに関する資格要件等は特にありません)としてご活用ください。

(2) 受験者用マイページ・とりまとめご担当者用団体管理画面のリニューアル

IBT試験の配信にあわせ、現在ご利用いただいている受験者用マイページおよびとりまとめご担当者用団体管理画面を、2020年8月3日(月)よりリニューアルします。CBT試験の予約等については、従来と同様のサービスがご利用いただけます。また、同じマイページおよび団体管理画面からIBT試験のサービスがご利用いただけるようになります。なお、リニューアル後も、現在ご利用いただいているログインID・パスワードでそのままログインいただけます(各受験者さま、とりまとめご担当者さまが行う作業はございません)。詳しい操作方法等は、7月中旬頃にご案内します「受験者向けマニュアル」および「団体とりまとめご担当者向けマニュアル」をご覧ください。

(3) 再受験規定(リテイクポリシー)の変更

CBT試験のさらなる受験機会の拡大を図るため、現在、試験に不合格となった場合に適用している再受験規定(リテイクポリシー)を、2020年8月3日(月)から変更させていただきます。

【現状】

受験(不合格)日の翌日から起算して30日間は、同一試験の受験はできません。

例:8月10日に受験した場合、翌日8月11日から30日経過後の9月10日以降に同一の試験の受験ができる。

【変更後】

受験(不合格)日の翌日から起算して5日間は、同一試験の受験はできません。

例:8月10日に受験した場合、翌日8月11日から5日経過後の8月16日以降に同一の試験の受験ができる。

 

今後とも、皆さまの金融業務能力に関する実務能力を検証し、あるいは向上させるためのツールとして、金融業務能力検定をご活用賜れますと幸甚に存じます。