ファイナンシャル・プランニング技能検定は、学科試験と実技試験で行われ、原則として、学科試験と実技試験の両方に合格した場合に合格証書を取得することができます。

例外として、学科試験と実技試験のうち片方だけを受検すればよい場合があります。これを「試験の免除」といいます。

たとえば、実技試験だけに既に合格している場合(「一部合格」といいます)には、学科試験を受検する際に、実技試験をもう一度受検しなくてもすみます。

ただし、「試験の免除」は、自動的にされることはなく、受検申請の際に必ず「試験の免除申請」を行う必要があります。この例の場合、実技試験の免除申請をして学科試験を受検し、合格した場合に、合格証書を取得することができます。

免除申請は紙試験だけでなくCBT試験でも行うことができ、紙試験で合格した番号を使ってCBT試験で免除申請を行うこともできます。

一部合格には有効期限(合格した年度の翌々年度末まで)がありますので、ご注意ください。

試験の免除申請は自己申告です。免除申請をしなかった場合は、受検して合格した種目だけが一部合格となり、合格証書は発行されません。

以下に該当する方は、「試験の免除申請」をすることができます。受検申請の際に、併せて「試験の免除申請」を行ってください。

なお、技能検定の合格者は、無期限で、同じ級または下の級の学科試験の免除申請を行うことができます。

試験の免除を受けられる人 免除になる試験科目 受検申請書の
記入方法と添付書類
1級の技能検定の合格者 1,2,3級の学科試験 1級合格証書の写しを添付
「FP養成コース」の修了者でFP業務に関し1年以上の実務経験を有するもの(注1) 1,2,3級の学科試験 実務経験年数を記入し、修了証書の写しを添付
日本FP協会のCFP認定者 1級の学科試験 CFP認定カードの写しを添付
日本FP協会のCFP資格審査試験の合格者(注2) 1級の学科試験 CFP資格審査試験の結果通知書の写しを添付
2級の技能検定の合格者 2,3級の学科試験 2級合格証書の合格番号を記入※
1,2級学科試験のみの合格者 2級の学科試験
(注3)
1,2級学科試験の一部合格番号を記入
2級実技試験のみの合格者 2級の実技試験
(注4)
2級実技試験の一部合格番号を記入
3級の技能検定の合格者 3級の学科試験 3級合格証書の合格番号を入力
1,2,3級学科試験のみの合格者 3級の学科試験
(注3)

3級学科試験の一部合格番号を入力
1,2級の場合、別途申請※

3級実技試験のみの合格者 3級の実技試験
(注4)
3級実技試験の一部合格番号を入力

※CBT試験の場合、受検申請ページの該当項目にチェック、(一部)合格番号を入力することなどにより免除申請を行うことができます。ただし、2級・1級の資格取得者が3級学科試験の免除申請を受検前に行うことはできず、合格証書を取得するためには合格後に「学科試験と実技試験の両方の免除を伴う受検申請」を行う必要があります。

(注1) FP養成コースとは、金融財政事情研究会が実施する「普通職業訓練短期課程金融実務科FP養成コース」を指します。修了日が実技試験の行われる日の属する年度及びその前年度並びに前々年度に属するものに限ります。
(注2) 合格日が実技試験の行われる日の属する年度及びその前年度並びに前々年度に属するものに限ります。
(注3) 合格した学科試験の試験日の翌々年度末までに行われたものに限ります。
(注4)

合格した実技試験の試験日の翌々年度末までに行われたもので、合格した選択科目に限ります。